あせもを予防する・治すためのおぼえがき

あせもは、汗の出口がふさがれてしまったせいで、汗の行き場がなくなって、皮膚の中に浸み出して起こる現象です。

暑くて湿度の高い場所で長時間過ごした場合や、運動なので大量の汗をかいた場合、通気性の悪い服を着ていた場合などによく出来ます。
人間の皮膚には200万～400万個の「エクリン汗腺」という汗が作られる器官があります。
エクリン汗腺で作られた汗は、汗孔という皮膚の穴から分泌され、体温調節の役目を果たすのです。

この汗孔がほこりや垢など、何かしらのものでふさがれてしまうと、汗の出口がなくなってしまい、汗が蒸発できなくなってしまうのです。

また、汗をたくさんかいた後に、汗が乾いて塩分が皮膚に張り付いて残ってしまうことがあります。
この塩分が汗孔をふさいでしまうこともあるのです。

あせもにならないためには、衣服をこまめに着替えたり、シャワーで汗を流したりすることです。
衣服を着替えることで、汗をかいた後にその汗が乾燥して皮膚上に残ることを防ぐことができます。
シャワーも同様です。また、汗孔をふさいでいたものを洗い流すこともできます。
キレイなタオルなどで拭き取るのでもよいでしょう。

大人の方の場合、こまめに着替えたりやシャワーをひんぱんに浴びることは難しいでしょうから、出勤前にシャワーで汗を洗い流したら、あせも予防のローションを使ってみましょう。